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2022.11.12

「癌 整 膚ー心も身体も元気になる道」 (簡単なまとめ)

著者 医学博士 角田朋司先生 整膚学博士 角田広子先生


監修 整膚学園学長 徐堅先生


はじめに

癌は、現在の人類にとって最大・最強の敵といってもよい状況になっている。

毎月のように、新しい抗がん剤や新しいがん治療法の報告が新聞紙上やテレビなどで報じられているが、がん患者さん

を激減させるような画期的な効果のある方法はまだ見つかっていないように思われる。

このような状況下において、私たちは癌に負けないためにどのような対応を取ったらよいのだろうか?

一つの方法としては、癌になる前に、癌にならない、或いは癌になりにくい体にしていくことは出来ないだろうかとい

うことである。この方法に関して、いろいろな方法が試みられており、成果を上げている報告も散見されている。

癌細胞の性質として、低血流、低酸素、低体温、酸性血を好むという。

逆に言うと高血流、高酸素、高体温、弱アルカリ血を嫌うということになる。

こういう癌の性質を利用して、癌の発症・増殖を抑制しようとする試みがある。

「整膚」という新しい施術を利用した方法である。

整膚には、下記の3つの大きな作用があると考えられている。

1)整膚をすると、気血の流れがよくなることが実感できる。高血圧、高酸素、高体温が実現し、癌の発生しやすい環

境を少なくする。また気血の流れが良くなることは、免疫細胞も多く流れ、癌を抑制する可能性が高まる。

また栄養物質が多く流れ、老廃物が除去されることによって、組織が元気になる。

2)整膚をすると、脳ホルモン(オキシトシン、セロトニンなど)の分泌が多くなり「快」、「癒し」、「絆」などの

効果を高める作用やリラックス作用もある。

3)リラックス作用などの影響から、副交感神経亢進作用があり、ストレスの改善作用があり血流が増加し、免疫力の

あるリンパ球が増える。

4)その他、まだ未知の作用が発見される可能性があるかもしれない。

癌に対する整膚の効果として現在分かっていることは癌の予防効果が中心であるが、整膚は癌の発育環境を悪くする

ことから、治療分野でも貢献できる分野があることが充分に考えられる。

個々の症例においては、整膚によって癌腫瘤の縮小、検査値(例えば、前立腺癌のPSP値)の改善など、抗がん作用

の報告も多く寄せられているが、まだまだデーターの蓄積が必要である。

ただ癌患者さんに整膚を行っても悪いことは考えられず現代医療との併用効果も十分に期待される。

更に整膚には、鎮痛作用もあることから、癌末期の緩和医療の分野で貢献できることは既に実証されている。

以上のように、整膚は癌の予防、治療(の一部)、緩和医療の分野で貢献できる優れた施術であるので、整膚が一人

でも多くの人達に貢献できることを期待している。

次回は、乳癌・子宮癌・胃癌・大腸癌・前立腺癌・末期癌の整膚からの提案及び症例等の簡単なまとめをお送りしま

す。

 

 
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