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2022.09.10

第三節 西洋医学から考える整膚 まとめ

(1) 整膚とは何か

皮膚は、人体と外部環境が接する部分である。

皮膚は神経受容器のネットワークを通じて外環境の変化を伝えるものであると同時に、人体内部の環境を外部に反映するものでもある。

整膚は、上方向に引っ張るという方法で、皮膚を通じて生体の制御機能を活発化し、内臓や各機関の機能を促進させ、身体の防衛能力と回復機能を発揮させることによって、人体のバランスをとる有効な方法である。

(2) 整膚は皮膚の老化を遅らせる体操である

皮膚は、多くの末梢神経・毛細血管・皮脂腺及び汗腺がある場所である。

弾力と艶のある皮膚は若さと活力にあふれており、皮膚の状態が老化の程度を見るひとつの目安となる。

整膚は、優しく皮膚を刺激し、老化した皮膚の細胞を取り除き、新陳代謝を良くすることによって皮膚の弾力性を強化する。

これは、皮膚に一定の振動を与えることにより発生したエネルギーが、皮膚の血管に作用した結果である。

また、皮膚の毛細血管の血液循環を促進し、血行を良くして、皮膚に第二の心臓としての作用をもたらす。

整膚のこの二つの作用が皮膚の血液量を増やし、皮膚自体の栄養状態を改善して細胞を活性化させる。

このため皮膚の老化を遅らせることができ、美容効果も生まれるのである。

これらのことから、整膚は「皮膚に体操」と呼ばれている。

(3) 整膚は血液循環を促進する

整膚は皮膚を持ち上げる(体の表面から離れる方向に力を加える)ので、整膚を行った部位の皮下脂肪と筋肉の隙間は大きくなり、それにより組織の血管が拡張し、血液循環が促進される。

また、ひっぱられた組織が元に戻る瞬間もポンプ作用で血行が良くなる。

組織のエネルギーが消耗されずに新陳代謝が良くなるので、運動が出来ない人にも有効で、疲労回復・痛みの除去と同時に組織の体制を高めることができる。

(4) 整膚には一定の心理的治療効果がある

整膚は有効な物理的療法であると同時に、整膚を受けている間、リラックスした安らぎの時間が持てることにより精神状態が良くなると考えられる。

 

以下「整膚学」には、約500ページに及ぶ整膚施術の基礎及び各種病状に対する整膚・子供に対する整膚・美容のための整膚・癒しのための整膚・スポーツ障害と介護における整膚が掲載されている。

*次回では、『癌整膚ー心も身体も元気になる道』著者 角田朋司(医学博士・整膚学博士)先生 角田広子(整膚学博士)先生のまとめをお送り致します。

 
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